大学入試の仕組みを徹底解説!一般・推薦・総合型の違いと年間スケジュール【2026年7月更新】
大学入試の仕組みは親世代の頃から大きく変わりました。今や大学入学者の約半数が総合型選抜・学校推薦型選抜(いわゆる「年内入試」)で進学しています。
「入試=冬の学力試験」という前提で構えていると、出願チャンスを逃しかねません。
この記事では、大学入試の全体像と3つの選抜方式、国公立・私立それぞれの流れを、2026年7月時点の情報で解説します。
大学入試の3つの選抜方式

| 方式 | 旧名称 | 出願開始 | 合格発表 | 主な評価方法 |
|---|---|---|---|---|
| 総合型選抜 | AO入試 | 9月1日〜 | 11月以降 | 志望理由書・面接・小論文等 |
| 学校推薦型選抜 | 推薦入試 | 11月1日〜 | 12月以降 | 調査書+推薦書、面接・小論文等 |
| 一般選抜 | 一般入試 | 12月末〜 | 2〜3月 | 学力試験(共通テスト・個別試験) |
どの方式にも共通するのは、学力の3要素(知識・技能/思考力・判断力・表現力/主体性)を多面的に評価する方針です。総合型・推薦型でも学力を測る要素(共通テストや小論文等)を課す大学が増えています。
「学力試験がないから楽」という選択肢ではありません。
大学入学共通テストの仕組み

共通テストは国公立大学のほぼ全てと私立大学の多数が利用する共通試験です。毎年1月中旬に2日間で実施されます(2027年度は2027年1月16日・17日)。
科目(6教科8科目・新課程)
- 国語
- 数学: 「数学Ⅰ・A」/「数学Ⅱ・B・C」
- 外国語: 英語(リーディング100点+リスニング100点)ほか
- 理科: 基礎4科目・専門4科目から選択
- 地理歴史・公民: 「歴史総合、日本史探究」等から選択(組み合わせに制限あり)
- 情報: 情報Ⅰ
評価方法
全問マークシート方式です。記述式問題の導入や英語民間試験の活用は検討されましたが、いずれも見送られており、現在も実施されていません。
得点は素点で各大学に提供され、大学ごとに配点比率を変えて利用します(国語を重視する大学、理数を重視する大学など)。
出願(2027年度からWeb出願)
2027年度入試から紙の願書が廃止され、出願サイトでのWeb出願になりました。マイページ作成は7月1日から、出願登録は9月15日〜10月2日です。
» 共通テストの詳細とWeb出願の手順
国公立大学の受験の仕組み

一般選抜の流れ
- 共通テストに出願(9月15日〜10月2日)
- 1月中旬: 共通テスト受験
- 自己採点をもとに出願校を最終決定
- 1月下旬〜2月上旬: 各大学に出願
- 2月25日〜: 前期日程試験 → 3月上旬合格発表
- 3月12日〜: 後期日程試験
前期・後期(一部公立は中期も)で最大3回の受験機会があります。共通テスト後の自己採点が出願戦略の要になるため、自己採点の精度が重要です。
学校推薦型選抜・総合型選抜
国公立でも枠が拡大していますが、多くは共通テストを課します。募集人数が少なく評定平均の基準も高めなので、狙う場合は高1〜高2からの成績づくりが必要です。
私立大学の受験の仕組み

一般選抜
大学独自の個別試験のほか、共通テスト利用方式、複数日程・全学部日程など方式が多様です。同じ大学・学部を複数方式で受けられるため、受験料と日程のバランスを考えた併願戦略が重要になります。
» 大学受験は何校受けるべき?
総合型選抜・学校推薦型選抜(年内入試)
私立では入学者の過半数が年内入試です。指定校推薦・公募推薦・総合型と種類が多く、高校生活での実績(評定・活動実績・志望理由)の積み上げが合否を左右します。
» 学校推薦型選抜を解説 / » 総合型選抜を解説
特殊な入試

- 外国語・国際系: 英語資格(英検・TOEFL等)のスコア利用が拡大
- スポーツ推薦: 競技実績+学業。早期に進路が決まる
- 芸術系: 実技・ポートフォリオ中心
2027年度入試 年間スケジュール(現高3向け)

| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年7月〜 | 共通テスト出願サイトのマイページ作成開始/オープンキャンパス |
| 9月1日〜 | 総合型選抜 出願開始 |
| 9月15日〜10月2日 | 共通テスト出願 |
| 11月1日〜 | 学校推薦型選抜 出願開始 |
| 12月〜 | 年内入試の合格発表が本格化 |
| 2027年1月16日・17日 | 共通テスト |
| 2月〜 | 私立一般・国公立2次(前期2/25〜) |
| 3月 | 後期日程・追加合格 |
大学入試の仕組み よくある質問
年内入試と一般選抜は併願できる?
総合型選抜や公募推薦で不合格でも、一般選抜への出願は問題なくできます。ただし指定校推薦は合格したら入学が前提のため、一般受験との両にらみはできません。
国公立と私立は併願できる?
できます。共通テストを軸に、国公立2次と私立の一般・共通テスト利用方式を組み合わせるのが一般的な戦い方です。
受験方式はいつまでに決めればいい?
総合型選抜を使う可能性があるなら、高3の6〜7月には方向性を固める必要があります(出願が9月開始のため)。一般選抜のみなら秋の模試結果を見てからでも間に合います。
調査書は何に使われる?
全ての方式で提出が必要です。年内入試では評価の中心資料になり、一般選抜でも参考資料として扱われます。発行には時間がかかるため、必要枚数を早めに高校へ依頼しましょう。
まとめ

大学入試は「一般・推薦・総合型」の3本柱で、年内入試が主流の一角を占める時代です。方式ごとに準備の時期もやることも違うため、高3の春〜夏には受験方式の方向性を親子で話し合っておくのが理想です。
まずは志望校がどの方式でどれだけ募集しているか、募集要項を確認するところから始めましょう。
» 大学受験で親がすべきこと

