大学受験の仕組み

共通テストとは?2027年からWeb出願に!日程・出願方法・受験戦略を解説【2026年7月更新】

ら・ふらんす

大学入学共通テストは、2027年度(令和9年度)から出願方法が大きく変わりました。紙の志願票による郵送出願が廃止され、Web出願に完全移行しています。

「上の子のときと同じだろう」と思っていると戸惑うポイントですので、受験生の保護者の方こそ最新の手続きを押さえておきましょう。

この記事では、共通テストの基本から、新しくなったWeb出願の手順、受験戦略までを2026年7月時点の最新情報で解説します。

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大学入学共通テストとは

大学入学共通テストは、国公立大学のほぼすべてと多くの私立大学が利用する全国共通の試験です。2020年度までのセンター試験に代わり、2021年1月から実施されています。

共通テストの目的

  • 大学入学者選抜において公平な評価基準を提供する
  • 大学での学習に必要な基礎学力(知識・技能に加え、思考力・判断力・表現力)を測る
  • 各大学の個別試験と組み合わせて多面的な評価を行う

センター試験からの主な変化

単なる知識の暗記ではなく、資料やデータを読み解き活用する力を問う出題が中心です。2025年1月実施分からは新学習指導要領(新課程)に対応し、「情報Ⅰ」が加わった6教科8科目の体制になりました。

現在はこの新課程入試が定着しています。
» センター試験と共通テストの違いを解説

2027年度(令和9年度)共通テストの概要

試験日程

項目日程
本試験2027年1月16日(土)・17日(日)
追・再試験2027年1月23日(土)・24日(日)
受験票の取得2026年12月4日(金)10時〜マイページで取得・各自印刷

受験票は自宅等で印刷して持参する方式です。スマートフォンの画面表示では入場できないため、プリンタがない家庭はコンビニ印刷などの手段を確認しておきましょう。

出題科目(6教科8科目)

教科出題科目
国語現代の国語・言語文化(近代以降の文章+古典)
数学「数学Ⅰ・A」/「数学Ⅱ・B・C」
外国語英語(リーディング+リスニング)、独・仏・中・韓から選択
理科物理・化学・生物・地学、基礎4科目
地理歴史・公民「地理総合、地理探究」「歴史総合、日本史探究」「歴史総合、世界史探究」「公共、倫理」「公共、政治・経済」「地理総合/歴史総合/公共」
情報情報Ⅰ

検定料

  • 3教科以上受験: 18,000円
  • 2教科以下受験: 12,000円
  • 成績の閲覧(旧・成績通知)を希望する場合: +800円

支払いはクレジットカード、コンビニ、Pay-easyが利用できます。

【2027年度から】Web出願の手順

出願・訂正・受験票取得・成績閲覧まで、すべて「共通テスト出願サイト」のマイページで行います。高校経由での紙の願書取りまとめはなくなりました(現役生も自分で出願します。

学校の指示がある場合はそれに従ってください)。

  1. マイページ作成: 2026年7月1日(水)10時〜10月2日(金)17時
  2. 出願内容の登録: 2026年9月15日(火)10時〜10月2日(金)17時(志願者情報の入力、顔写真データのアップロード、受験教科の登録)
  3. 検定料の支払い: 2026年9月15日(火)10時〜10月2日(金)23時59分。支払いを終えないと出願は完了しません
  4. 出願内容の確認・訂正: 2026年10月9日(金)〜10月16日(金)17時

事前に準備しておくもの

  • インターネットに接続できるパソコンまたはスマートフォン
  • 日常的に確認できるメールアドレス(no-reply@cen.dnc.ac.jp からのメールを受信できる設定に)
  • 顔写真データ(規格は受験案内で確認)
  • 検定料の支払い手段

※受験案内は冊子配付が廃止され、大学入試センターのサイトからPDFで確認する方式です。

大学入学共通テストで求められる力

共通テストは思考力・判断力を重視したマークシート方式の試験です(記述式問題はありません)。

  • 思考力: 複数の資料・データを整理し、論理的に結論を導く力
  • 判断力: 問題文から必要な情報を選び取り、限られた時間で最適な解答を選ぶ力
  • 読解力・処理速度: 全教科を通じて問題文の分量が多く、速く正確に読む力が得点を左右します

受験戦略のポイント

科目別の出題傾向

国語: 現代文は複数の資料を関連付けて読む問題が定着。古文・漢文は文法知識を土台に、音読での定着が有効です。

数学: 日常の場面を題材にした長い問題文が特徴。公式を使う前に「何を問われているか」を素早く把握する練習が必要です。

英語: リーディングは全問読解型で語数が多く、速読力が必須。リスニングは配点比重が高いため、毎日短時間でも耳を慣らしましょう。

理科・社会: 図表やグラフ、史資料の読み取りが中心。教科書の知識を「使う」演習を重ねてください。

情報Ⅰ: 実施3年目に入り、過去問・対策教材が揃ってきました。プログラミングやデータ活用の基本を早めに一巡させておくと安心です。

効率的な勉強方法

  • 過去問(2025年以降の新課程分を優先)と予想問題で形式に慣れる
  • 基礎の定着→時間を計った演習の順で進める
  • 模試で時間配分の感覚を作る
  • 弱点分野を特定して重点的に補強する

試験当日の注意点

  • 印刷した受験票・筆記用具・時計を前日までに準備
  • 会場までの経路と所要時間を事前に確認(下見推奨)
  • 自己採点のため、自分の解答は問題冊子に必ず転記しておく

よくある質問

出願で親が手伝えることは?

出願自体は志願者本人のマイページで行いますが、メールアドレスの設定確認、顔写真データの規格チェック、検定料の支払い(クレジットカード利用時)は家庭のサポートが実際には必要な場面です。締切(10月2日)の1週間前には登録を終えるよう、カレンダーの共有をおすすめします。

共通テストで高得点を取るコツは?

出題形式への慣れが最重要です。新課程になってからの過去問を時間を計って解き、「読む量の多さ」に体を慣らしてください。

直前期は新しい教材に手を出さず、解いた問題の復習と体調管理を優先しましょう。

共通テストは何点満点?

国公立大の標準的な受験パターン(6教科8科目)で1,000点満点です。従来の900点に、新課程から「情報Ⅰ」の100点が加わりました。

内訳の基本形は、国語200点・数学200点・英語200点(リーディング100+リスニング100)・情報Ⅰ100点。理科と地歴公民は、文系なら地歴公民200点+理科100点、理系なら理科200点+地歴公民100点が典型です。

平均点はどのくらい?

各科目とも5〜6割前後の得点率になるよう設計されていますが、年度によって難易度は変動します。試験直後は大手予備校の自己採点集計・平均点速報を参考にしましょう。

浪人生はどうやって出願する?

浪人生・社会人も現役生と同じく、共通テスト出願サイトのマイページから本人が出願します。高卒者は出身高校の卒業証明書が必要になるため、早めに高校へ発行を依頼しておきましょう。

共通テストだけで大学に合格できる?

私立大学の「共通テスト利用方式」なら、個別試験を受けずに共通テストの成績だけで合否判定されます。国公立大学は原則として2次試験(個別試験)との合算で判定されます。

まとめ

2027年度共通テストの最大の変更点はWeb出願への完全移行です。マイページ作成(7月1日開始)から検定料支払い(10月2日締切)までのスケジュールを親子で共有し、余裕を持って手続きを進めてください。

試験本番は2027年1月16日・17日。夏からの計画的な演習で、形式に慣れておくことが得点への近道です。
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出典

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ら・ふらんす
ら・ふらんす
1973年神奈川県横浜市生まれ。神奈川県立厚木高等学校から指定校推薦で学習院大学法学部政治学科に入学。現在は、気象庁外郭団体勤務。大学受験を終えた一人娘の母。一級小型船舶操縦士、気象予報士、防災士。
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